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コラム
詰め物が取れた・割れた!そのまま放置するとどうなる?
こんにちは。
「藤井寺駅」から徒歩4分の歯科・歯医者【カズデンタルクリニック】です。
「食事中に急に詰め物が取れた」「気づいたら銀歯が外れていた」——こうしたトラブルは、決してめずらしいことではありません。
そして多くの方が、こうおっしゃいます。
「痛くないから、そのままにしています」
じつはこれが一番危険です。
今回は、詰め物が取れた・割れたときに何が起きているのか、探して放置するとどうなるのかをお伝えします。
なぜ詰め物は取れるの?
詰め物や被せ物は、接着剤(歯科用セメント)で歯に固定されています。
しかし、以下のような理由で外れてしまうことがあります。
【詰め物が取れるおもな理由】
✔ 接着剤の劣化
セメントは年月とともに少しずつ溶けたり劣化したりします。
長期間使っている詰め物ほど外れやすくなります。
✔ 内部でむし歯が進行している
詰め物の下でむし歯が再発(二次カリエス)すると、歯が溶けて詰め物を支えられなくなり、外れてしまいます。
これが最も多い原因です。
✔ 噛む力・歯ぎしり
強い咬合力や歯ぎしり・食いしばりの癖があると、詰め物に負担がかかって割れたり外れたりします。
✔ 粘着性のある食べ物
キャラメル・ガム・お餅などが引っかかって外れることもあります。
「痛くないから大丈夫」が危険な理由
詰め物が取れても痛みが出ないことはよくあります。
しかしそれは「問題がない」という意味ではありません。
詰め物の下の歯は、エナメル質(歯の一番外側の硬い層)が削られた状態です。
その内側にある象牙質はエナメル質より柔らかく、むし歯の進行スピードが格段に速い組織です。
つまり、詰め物が取れた歯はむし歯に対して無防備な状態にさらされています。
痛みがないのは、まだ神経に達していないだけのことです。
放置すると起こること
① むし歯が急速に進行する
むき出しになった象牙質は、健康なエナメル質の何倍もの速さでむし歯が進行します。
数週間〜数ヶ月放置するだけで、神経に達するほど深くなることもあります。
② 歯が欠ける・割れる
詰め物がなくなった部分は構造的に弱くなっています。
硬いものを噛んだ拍子に歯が大きく欠けたり、最悪の場合は歯そのものが割れてしまうこともあります。
歯が根元から割れると、抜歯が必要になるケースもあります。
③ 隣の歯・噛み合う歯が動く
歯は常に微妙に動いています。
詰め物が取れて穴が空いた状態を放置すると、隣の歯が傾いてきたり、噛み合う相手の歯が伸びてきたりします。
こうなると、元の詰め物が入らなくなり、より大きな治療が必要になります。
④ 治療が大がかりになる
早めに来院すれば、外れた詰め物をそのまま付け直せることも少なくありません。
しかし放置すると、詰め物の再作製・神経の治療(根管治療)・被せ物・最悪の場合は抜歯と、治療期間も費用も大きく膨らみます。
⑤ 神経の治療が必要になる
むし歯が神経まで達すると、激しい痛みが出ます。
この段階になると神経を取る治療(根管治療)が必要となり、治療回数は数回〜10回近くかかることもあります。
神経を失った歯はもろくなり、寿命も短くなります。
詰め物が取れたときの正しい対処法
① 取れた詰め物は保管しておく
そのまま付け直せる場合があります。
ティッシュに包むと紛失しやすいので、小さな容器や袋に入れて保管し、来院時にお持ちください。
② 自分で戻そうとしない
「とりあえずはめておこう」と自分で戻すのは危険です。
正しい位置に入っていないとかみ合わせが狂ったり、誤って飲み込んでしまうこともあります。
③ 接着剤で付けるのは絶対NG
市販の接着剤で自分で付けるのは絶対にやめてください。
歯や歯ぐきを傷めるうえ、歯科医院で外すのが困難になり、結果的に治療が難しくなります。
④ その部分で強く噛まない
歯が欠けるリスクを避けるため、詰め物が取れた側での咀嚼は控えましょう。
⑤ できるだけ早く歯科医院へ
痛みがなくても、できるだけ早く受診してください。
早ければ早いほど、治療はかんたんで費用も抑えられます。
詰め物が取れないようにするために
・定期検診を受ける:詰め物の劣化やその下のむし歯を早期に発見できます。
・丁寧な歯磨きを続ける:詰め物と歯の境目は汚れが溜まりやすい場所です。
・歯ぎしり・食いしばりの対策をする:気になる方はナイトガード(マウスピース)の相談を。
・粘着性の強い食べ物に注意する:キャラメルやお餅などは詰め物に負担がかかります。
「小さなトラブル」のうちに来てください
詰め物が取れたという出来事は、一見小さなトラブルに見えます。
しかし放置することで、抜歯にまで発展してしまうケースを私たちは数多く見てきました。
カズデンタルクリニックでは、こうした急なトラブルにも対応しています。
「詰め物が取れたけど痛くないし…」と迷っている方も、遠慮なくご連絡ください。
早めの受診が、あなたの歯を守ります。

